お月見したくなるほのぼのとした絵本「おつきみピクニック」

おつきみピクニック

お月様が大好きな我が家の長男。少しずつ肌寒くなってきた秋に、お月見に関する絵本を読んであげたいなと手に取ったのが「おつきみピクニック」。ピクニックの楽しさと、夜を照らす神秘的な月を見上げて誰かを想う素敵さを描いた、とてもほのぼのしたお話です。4歳、5歳くらいからの子供への読み聞かせにおすすめの絵本です。

あらすじ

お月様がきれいな夜、森のかめの親子はお月見ピクニックに出かけます。カサッコソッカサッコソッ…池の広場へ向かってかめの親子がのんびりのんびり歩いていると、いろいろな動物に出会います。月明かりに照らされた池の広場に到着し、みんなでお月見ピクニック♪お月様を眺めながら、かめのお母さんは砂漠に住むかめさんを思い浮かべます。ちょうどそのころ、砂漠のかめさんもお月見をしながら森のかめさんを思い浮かべます。たくさんの動物たちがお月様を見上げ、お月様は夜遅くまでずっと輝いていました。

レビュー

ピクニックのワクワクする楽しさと、月を見上げて誰かを想う素敵さを描いた、心あたたまるお話です。秋の夜長を感じさせる、ゆっくりゆっくり池の広場へ向かうかめの親子とやさしいタッチの絵がぴったり。月明かりに照らされながらのお月見ピクニック様子は、落ち着いたやわらかい色合いの中にも楽しさが伝わってきて、我が家の4歳児はとても嬉しそうにこのページを見ています♪満月の夜に森でピクニックなんてとっても幻想的で、お月見ピクニックしてみたいなと思ってしまいます♪そして森のかめさんと砂漠のかめさんが同じ月を見上げながらお互いを想いあっているシーンがとても素敵で、大人もほっこりする絵本です。

静かにのんびりと物事が進んでゆくほのぼのとしたお話なのと、やわらかいイラストなので、3歳くらいまでの小さな子供はもしかしたらあまり興味を示さないかもしれません。お話の内容を理解し始める4歳くらいから、親子で一緒にほっこり楽しめる絵本だと思います。お月見の季節にまた親子で読みたいなと思っています♪