お月見するねずみの大家族♪自然の美しさが魅力の心あたたまる絵本「14ひきのおつきみ」

14ひきのおつきみ

世界中で愛されるロングセラー絵本、14匹のねずみの大家族が自然と共に生きる「14ひき」シリーズのひとつ、「14ひきのおつきみ」。小さなねずみの目線で描かれた自然の雄大さと美しさが素敵な、親子で楽しめる絵本です。

あらすじ

高い木の上にお月見台を作るねずみの大家族。滑車やはしごを使ってぐんぐん上へ上へのぼります。やがて日が暮れて、まんまるお月様がのぼってきます。「おつきさんありがとう　たくさんのみのりをありがとう　やさしいひかりをありがとう」

レビュー

小さなねずみの大家族が大きな木をぐんぐん登っていくシーンは、とても臨場感があります。昼から夕暮れになり、夜が広がり…背景の自然の美しさに見とれてしまいます。空を見上げる14匹の大家族と大きな大きな満月のシーンはとても感動的！「おつきさんありがとう　たくさんのみのりをありがとう　やさしいひかりをありがとう」自然の恵みに感謝するやさしいこの言葉が印象的で、お月見とはこういう気持ちで月をめでるものだったと改めて感じ、子供にもお月見の本来の意味が伝わると思います。

小さなねずみの目線で描いた自然の壮大さと美しさが本当に素敵な絵本です。子供も臨場感のある絵にくぎずけで、ねずみの子供たちを一生懸命探したり、途中で出てくるカエルやてんとうむし探しも楽しんでいました。しゃくとりむしがなかなか見つからず、家族みんなで必死に絵本をのぞき込んでしまいました。笑

全体的に落ち着いた色合いで描かれていて、お話の内容もしっとりとしているので、4歳くらいから楽しめる絵本ではないかと個人的に感じます。我が家でも4歳の息子と一緒に読み、1ページ1ページ繊細に描かれた絵を堪能しながらゆっくり読みました♪このしっとりとした展開は男の子にはあまり興味が沸かないかなと思ったら、意外と気に入ったようでよく「今日はこれを読もう」と「14ひきのおつきみ」を持ってきました。「14ひき」シリーズ全て読んでみたいなと思っています♪