七ふくじんとおしょうがつ
気持ち新たに迎えるお正月。お節料理の由来くらいはなんとなく知っているものの、そもそもお正月はなぜお節料理やお雑煮をいただくのか?年神様とはなんぞや?と、お正月について意外と知らないことだらけだと気付きました。そんなときに読んだのが「七ふくじんとおしょうがつ」。主人公の男の子の元日の出来事の中で、お正月にまつわる物事を親子で改めて学べる、お正月にぴったりの絵本です。
あらすじ
お正月。朝からお節料理にお雑煮、お年玉をもらって年賀状を読んで、初詣。参道のはじっこの凧屋さんで、ぼくは宝船の絵が描いてある凧を買った。裏山であげた凧はぐんぐん空高くあがり、糸が切れそうになりぼくは慌てて糸を巻き込んだ。すると糸の先から七福神の乗った宝船が…!七福神や年神様、お正月の行事や由来が盛り込まれた楽しい絵本です。
対象年齢
七福神のこと、年神様のこと、お正月の由来など、少しお勉強要素の多い内容のため、4歳くらいの子供から小学生くらいまで楽しめる絵本だと思います。我が家は4歳の長男と楽しく読みました。この絵本を読んでから、長男から「年神様」という言葉がたくさん出るようになり、鏡餅を欲しがるようになりました。子供って知らなかったことを知るととっても嬉しくなるものなんでしょうね。
レビュー
主人公の男の子の楽しい賑やかな元日の出来事の中で、お節料理やお雑煮、鏡餅など、お正月にまつわる物事の由来を学べる絵本です。門松や松飾り、お年玉やお雑煮の由来などなど…恥ずかしながら大人の私も知っているようでよく知らなかったお正月のあれこれを子供と一緒に学ぶことができました。
大人もなるほどと思うようなお勉強要素が多く散りばめられているため、そこまで子供は興味を示さないかなとも思ったのですが、予想外に七福神や年神様に興味を持って楽しく読んでいました。年末年始は毎日長男がこの絵本を持って来て一緒に読みました。
この絵本を読んでから、鏡餅を用意するようになり、お雑煮を食べるときには年神様からいただける力を少し意識するようになり、凧揚げは今までよりもっとワクワクするようになりました♪お正月の過ごし方は各家庭それぞれですが、これぞお正月の過ごし方!と思える、お正月にぴったりの絵本だと思います。
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