おしっこちょっぴりもれたろう
私も大好きな人気絵本作家、ヨシタケシンスケさんのユーモア溢れる絵本「おしっこちょっぴりもれたろう」。第11回MOE絵本屋さん大賞2018 第1位に選ばれたおすすめの絵本です。悩んでいることも「まぁ、いっか」と思える、ちょっぴり気持ちが軽くなる絵本。おしっこもれたろうちゃん、おしっこもれたろうくんのママは、この絵本を読むとおおらかな気持ちになれるかもしれない!?
あらすじ
おしっこをする前か後にちょっぴりもれちゃう、おしっこちょっぴりもれたろう。お母さんに見つかると怒られるから、乾くまでちょっと冒険。同じように実はもれたろうで困っている人を探し始めます。でもなかなか同じ悩みを持つ人は見つからず…乾いたので家に帰ると…!?
対象年齢
3歳くらいから楽しめる絵本だと思います。我が家の4歳児もゲラゲラ笑いながら読んでいました。
レビュー
まず、タイトルのセンスのよさ!「おしっこもらした」を「おしっこもれたろう」なんて言われたら、なんだか笑って許せちゃいそうです♪子供ウケよし、大人もちょっと気が抜ける最高の言葉チョイスです。「でも、いいじゃないか。ちょっぴりなんだから。ズボンをはいたらわかんないんだから。」言い訳もまたかわいい♪
そんなもれたろうくん、おしっこが乾くまでちょっとおでかけ。同じようにもれたろうな人を探し、困った顔をしている人を見つけては声をかけるもれたろうくん。結局同じ悩みを持つ人には出会えなかったけど、出会う人たちの困っていることのチョイスがこれまた絶妙!どれもこれもくだらないことだけど、「分かるー!気になってしかたない!」と共感できるちょっとした困ったことたち。大人の私だけでなく、子供も一緒に「分かるー!」と言いながら笑っていました♪
子供ウケがいいのは回想シーンで出てくる仲間、「おしっこけっこうもれたろうくん」。我が家の4歳児は「おしっこけっこうもれたろう」くんが大好きで、爆笑しながら見ていて、お別れのシーンは少し淋しそうでした。
そしてなんといっても最後のオチ!キャッキャッ楽しそうなおじいちゃんともれたろうくんと対照的な、衝撃を受けたお母さんの表情がこれまた秀逸!ラストページは親子で大爆笑でした♪
我が家の息子に「実はおしっこもれたろうなことある?」と聞くと、「あー、前はあったあった!」と言っていて、私の知らない間にもれたろうくんだったそう(笑)男の子にとったらあるある話なんでしょうね、とっても共感しながら楽しそうに読んでいました。母親としても、なんだか叱りたいことがどうでもよくなる、気持ちがふわっと軽くなる絵本でした。下の子がトイレに行き始めたらまた読みたい絵本です♪
コメント
[…] おしっこがちょっぴりもれちゃう男の子のユーモア溢れる絵本「おしっこちょっぴりもれたろう」。自分と同じようなおしっこちょっぴりもれたろうな人を探すも、困っていることはみんな人それぞれ。もれたろうが出会う人たちの今ちょっと困っていることもチョイスが絶妙すぎて子供と一緒に「分かるー!」と笑ってしまいます♪最後は灯台下暗し…意外な仲間と衝撃を受けたお母さんの表情がもう最高です!3歳くらいから楽しめる絵本だと思います。▶「おしっこちょっぴりもれたろう」のあらすじ、レビューはこちら […]