伊香保温泉
400年以上の歴史をもつ伊香保温泉。伊香保温泉のシンボル・石段をはさんで温泉旅館やお土産、射的などのお店が並ぶ温泉情緒たっぷりの温泉街♪山形県山寺、香川県金毘羅と並び、日本三大名段のひとつとされています。この石段は全部で365段あり、「温泉街が1年365日、にぎわうようになってほしい」という願いが込められているそうです。昔ながらのレトロなお店とオシャレなお店が景観を損なわずにマッチしてノスタルジックな雰囲気を醸し出す石段街は、夕暮れ時は特にきれいで気持ちよく散策できます♪
伊香保温泉には、古くから名湯といわれた茶褐色の黄金の湯（こがねのゆ）、近年湧き出た無色透明の白銀の湯（しろがねのゆ）の2種類の温泉があります。鉄分を多く含む黄金の湯は、身体を芯から温め血行を促すため、『子宝の湯』としても知られています。病気やケガの療養にいいということで、昔から湯治場として人々を癒してきた歴史ある温泉です。平成になってから確認された白銀の湯は、病後の回復や疲労回復によいとされ、美容効果も期待できる豊富な湯量を誇る温泉です。
伊香保温泉へ旅行する際は、泉質の異なる2つの温泉（特に古くから名湯とされる黄金の湯は外せません！）で癒され、ノスタルジックな石段街をのんびり散策するのがおすすめです♪
老舗旅館 福一
400年もの歴史を持つ温泉街なので、伊香保温泉の宿泊は老舗旅館と決めていた私。伊香保のシンボル・石段街に近く、黄金の湯・白銀の湯、2つの温泉を愉しめ、おいしいお食事をいただけて、子供連れにもやさしい旅館を探していて辿り着いたのが『福一』でした。
『福一』は創業430年余の歴史を誇る由緒ある老舗旅館です。伊香保温泉にある宿の中で、黄金の湯・白銀の湯、2つの温泉を備えているのは5つくらいだそうで、『福一』もその数少ない湯宿の1つです。『日本のホテル旅館100選』5つ星の宿を連続受賞しているそうです！
実際に宿泊してみて、とても素敵な旅館だったのでご紹介したいと思います。
温泉
古くから名湯といわれた茶褐色の黄金の湯、新しく湧き出た無色透明の白銀の湯、『福一』では伊香保にある2つの温泉を愉しむことができます！広々とした内湯に黄金の湯、白銀の湯が並び、お湯比べすることができます♪創業当時から引き込んでいる源泉、黄金の湯は身体が芯からぽかぽかと温まり、新たに見つかった源泉、白銀の湯はやわらかな湯ざわりで美肌にいいそう♪緑豊かな山が目の前に広がる開放的な露天風呂には黄金の湯。あたたまって、少し涼んで、またあたたまって…気持ちのいい露天風呂でしばらく名湯を堪能。
脱衣所は広くて明るくて清潔。洗面台、ドライヤーの数も多くて助かります。バスタオル、タオルは脱衣所にあるため、入るたびにきれいなタオルを使えます♪女性大浴場には10種類以上のシャンプーバーも！シャンプー、リンス、ボディソープ、クレンジング、化粧水、乳液、コットン、ブラシなど、一通りアメニティも揃っています。
赤ちゃん、小さな子供連れに嬉しいのは、ベビーベッドの他、バンボやベビーバスも貸し出ししてくれます♪赤ちゃんをベビーバスに入れて、支えながらも親もゆっくり温泉に浸かれるのはとっても助かります。
私たちは利用していませんが、『福一』には3つの貸切風呂があります。グループでも入れる大きな貸切マイナスイオン風呂『ゆらり』、100％源泉かけ流しの黄金の湯を独占できるお風呂『ふわり』、3名までのプライベート感満載のマイナスイオン風呂『さらり』。私たちが訪れた日は比較的すいていましたが、混雑している日は『ふわり』で黄金の湯を存分に堪能してもいいかもしれません。
お部屋
『福一』には、和室、和洋室、次の間付き客室、洋室、改装した和モダン客室など、趣向の異なる多数の客室があります。今回の旅行は三世代旅行のため、私たちは次の間付き客室に宿泊しました。
ゆとりのある二間のお部屋のうち、一部屋にロータイプのベッド。広縁のソファでくつろいだり、メインの和室でみんなで集まったり、ばあばは少し落ち着きたいときにベッドのあるお部屋でゆっくりしたり…。次の間付き客室は、2家族みんなで一緒に夜まで過ごしながらも、孫たちと少し離れて静かにすごしたいときにはちょっと距離を保てる、三世代旅行にはいい間取りです♪広縁からちょっとした庭に出られるようになっていて、庭の木々は見ていて気持ちよく、秋には紅葉を楽しむことができそうです。
wifiにつなぐことができます。
大人用浴衣は各客室に置いてあります。男性女性ともにSMLサイズが置いてあり、自分で選んで着ることができます。子供用の浴衣はロビーの一角に浴衣コーナーがあり、そこでサイズを合わせて借りることができます。
ちなみに、福一の浴衣のまま石段街を散策するのもOKだそうです。私たちが訪れたときは、浴衣姿で散策している方はいませんでした。
調乳ポット、おむつ用バケツ、ベビーバスなど、赤ちゃん、小さい子供向けのグッズも貸し出ししているそうです。数に限りがあるため、必要な方はフロントで相談してみてください。
食事
お夕飯は季節の会席料理をいただきました。夏らしく涼しげで色鮮やかなお料理は見た目も美しく、どれもおいしかったです。『福一』では、群馬県産の新鮮な野菜や上州もち豚など、こだわりの食材を使い、定期的にスタッフの試食会を行い味を追求しているそうです。もち豚ローストポーク かぼちゃの冷製スープ仕立ては、お野菜もとてもおいしくいただきました。デザートの自家製ソイミルクプリンがとても気に入って、おかわりしたいくらいでした♪
子供用メニューもボリューミーで豪華です。グラタンを一口もらいましたが、ニョッキのようなものが入っていてとてもおいしかったです！着色ウィンナーだけなぜ？と気になりました…。まだお箸が上手に使えない子供にスプーンフォークと椅子を用意してくださったので、子供は1人でおいしそうに食べていました♪
朝食は和食膳。これといって特に書くこともありませんが、十分な朝食でした。大人も子供もレモンヨーグルトがおいしいと気に入っていました。
個室食事処のプランを予約し、私たちは朝夕ともに掘りごたつ式の個室でのお食事でした。赤ちゃんへ授乳できたり寝かせられたり、子供が多少騒いでもまわりを気にせず寛げる和室の個室は、子供連れにはとても助かりました。広さも申し分なく、ゆっくり食事を楽しむことができました。
食事処が涼しすぎたため、寝てしまった赤ちゃんにかけるブランケットはないか聞いたところ、ないとの返答。バスタオルとか…と言ってみたのですが、すぐに用意できるものはないとのこと。後から何かしら持って来てくれるかな？と少し期待していたのですが、結局何も用意してくれませんでした。赤ちゃんだけでなく、お年寄りや妊婦さんなど、体を冷やしたくないお客さんは多いと思うので、老舗旅館のサービスとして、ブランケットくらいはあると嬉しいなーと思ってしまいました。
ロビー
広々としたロビーは開放的でゆっくり寛ぐことができます。フリードリンクコーナーがあり、チェックイン時、チェックアウト時のほかに、朝食後もコーヒーで一息♪群馬の梅を使った梅ジュースがさっぱりしていて最高においしくて、家族みんなで何度もいただきました。
チェックアウト時、梅ジュースの容器が空で、家族全員「残念だねー。最後に飲みたかったねー。」と話していると、どうしても飲みたかった我が家の4歳児がフロントのお姉さんに「梅ジュースまだありますか？」と聞きに行きました。笑 フロントの方が笑顔で「ありますよ。」と用意してくださり、家族全員で最後に梅ジュースをいただくことができました♪
駐車場
フロントのあるフロアから1階降りたところに専用の無料駐車場があります。私たちが訪れたときはコロナにより行われていませんでしたが、普段は正面玄関に横付けし、スタッフの方が駐車場へ移動してくださるようです。
周辺観光
フロントのある万葉館の8階から連絡通路を通って千樹館へ行くと、石段街に出るための出入口があります。出入口を出るとすぐ目の前が石段街になっていて、石段街の散策に便利です。
『福一』は、全365段ある石段のうち285段目に位置しています。
石段を下ってゆくと、お土産屋、カフェ、射的のお店、足湯などがあり、伊香保の石段街をのんびり散策できます。
石段を上ってゆくと、最上段に伊香保神社があります。
『福一』と伊香保神社との間には全国の温泉まんじゅうの発祥のお店『勝月堂』があり、『勝月堂』の先へ10〜15分ほど歩くと、紅葉の名所『河鹿橋』や湯元源泉地に位置する公衆浴場『伊香保露天風呂』があります。
『福一』は伊香保温泉の石段街散策におすすめの立地です。
伊香保温泉に子供連れで旅行する際は、石段街に近く、2つの温泉を愉しめ、お食事もおいしい老舗旅館『福一』の宿泊がおすすめです♪
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